La mâchon au bouchon La Meunière © Brice Robert

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伝統と現代の狭間で

歴史のお話…

リヨンにおけるグルメの歴史は、ルグドゥノムがワイン貿易の独占権を所有し、有名シェフ セプティマスが活躍した古代ローマ時代にまで遡ります。
ここで注目していただきいたのは、シャロレー牛やブレス産の鶏、オーヴェルニュ地方のチーズ、高山湖で獲れる魚、リヨンとドロームの丘陵で栽培される果実、ドンブのジビエなど、リヨンは多種にわたる豊富な食材の生産地の中心であると言う事・・・さらに近隣に位置する有名なワイン生産地、ブルゴーニュ、コート・ロティとコンドリュー、コート・ドュ・ローヌの存在も忘れてはいけません。リヨンのガストロノミーは、「Mères lyonnaises」(リヨン住民の母の意)によって生まれたと言っても過言ではありません。元々は貴族家庭の専属料理人であった彼女たちが、19世紀に自分でレストランを開店したのです。彼女たちは、若鶏のヴェッシー包みやカルドン・ア・ラ・モワルなど、シンプルでありながら洗練された料理を提供し、1921年には「La Mère Brazier 」が開店しました。世界的に有名なリヨン出身のシェフ、ポール・ボキューズもこのお店で修業を始めたのです。

La Mère Brazier Lyon

現代のリヨン風ガストロノミーの流行

リヨン料理の秘密は、「素材の味をそのままに」(キュルノンスキー)です。
伝統が色濃く残る中にも、リヨン料理は創作性に溢れ、世界を見つめ、新たな技術と現代性も取り入れています。 

日本食のTakao Takano*や14 Février、韓国料理のPasse-Temps* または、ペルー料理の Miraflorès*、これら融合料理の他にもアーティスティック・ガストロノミの  9ème Art**など、ここではブションから高級レストランまで、様々な影響を見出すことが出来ます。

世界を見つめるシェフ、しかし常に地元の食材を使用しています : グルメ・フードトラックのように、Big Fernand と King Marcel は、平凡なハンバーガーに質の良い季節の地元の食材を使うことによって、芸術の域に高めたハンバーガーを皆様に提案しています。
同じように、塩味系または甘味系の多種に渡る新鮮な食材を使ったブランチの波が、リヨン住民の心をつかんでいます。
お勧めのレストランをご紹介します

大人気:ビストロノミー

ガストロノミーと心地よいビストロの雰囲気の組み合わせが、現在、人気急上昇中!寛げる雰囲気の中、お手ごろな値段で繊細なお料理を味わうことが出来ます。
私達のお勧めは? 

定評のある地方の卓越性  

オーヴェルニュ-ローヌ-アルプは、フランスで最も星を獲得した地方で、その数80個、そのうち23個がリヨンとその近郊です。 
その中でもポール・ボキューズ**、マチュー・ヴィアネイ (La Mère Brazier)**、クリストフ・ルール (Neuvième art)**、そしてギイ・ラソゼ*、クリスチャン・テットドワ、ピエール・オルシが最も有名です。
その他にも、ヴォナのジョルジュ・ブラン、ウィーンのパトリック・アンリルー**(la Pyramide)**、ロアンヌのピエール・トロワスグロ***、クールシュヴェルのヤニック・アレノなど、リヨン以外の場所で活躍する国際的にも有名なリヨン出身のシェフ達もリヨンとその地方料理の普及に貢献しています。

Restaurant La Mère Brazier

才能と創作性溢れる若きシェフも揃い、将来も安泰です:ジェレミー・ガルヴァン*、ガエタン・ジャンティ(Prairial)*、Maison Clovis、Terrasses de Lyon*、Les Loges*、Takao Tanako*・・・
ポール・ボーキュスは、世界中にリヨンの名を広めた人物です。グルメ情報誌「ゴ・エ・ミヨ」から「世紀 の料理人」や「料理の教皇」と評され、50年以上に渡りミシュランの3つ星を保持しています。その知識を次世代に伝えたいという願いから、ポール・ボーキュス料理学校を設立し、リヨンで開催されるSIRHA(シラ国際外食産業見本市)と同時に料理コンクール「ボキューズ・ドール」を開催しています。
https://en.visiterlyon.com/taste-the-finest/restaurants-and-gastronomy/fine-dining

名物料理:

リヨン風サラダ、クネル(Giraudet)、コショネリー(リヨン風ソーセージ、ロゼット、ジェズ)、臓物料理(アンドゥイエット、タビリエ・ド・サプール・・・)、カルドンのグラタン、セルヴェル・ドゥ・カニュ、プラリーヌ・タルト、チョコレート(パピヨットはリヨンで生まれました)・・・

Richard Sève - la tarte à la praline

とっても美味しいクネルを味わえるのは? 
Chez AbelDaniel et DenisePoêlon d’Or など
 

お勧めのプラリーヌ・タルトは?Chez Sève です!
おすすめグルメアドレス 

美味しい食材を手に入れるには?

リヨンの地元料理を味わう: 

Label Bouchon Lyonnais
このマークがウィンドウにあるかを確認してください! 
美味しく質の高い、100%本物のリヨン料理を味わえることを保証します! 

プロジェクトと新スポット

リヨン国際美食館「Cité Internationale de la Gastronomie」

リヨンの中心街、歴史的建築物の中心にビッグプロジェクト。 Cité Internationale de la Gastronomie が喜びと健康の源である食品を守ります。職人と伝統を守り、グルメの街リヨンの発展を支えます。 
La Cité Internationale de la Gastronomie が、「ガストロノミー、食品と健康の交差点。」をテーマに、広さ3930 m² のスペースを展開。 
健康と喜びを考えた上でのバランスの取れた食事の取り方を学ぶ、病気の予防を強化する、最新の研究結果を発見し、さらなる研究を進めていく、これがこの革新的な大プロジェクトの目標です。

フードコート 

これがリヨンの新しいトレンドです! 
地元の食材を使用した食事を何時でも楽しめる、これらの生活空間の多くでは、オーガニックで季節に合わせた料理を提供しており、今日、目覚しい成功を収めています。クオリティと責任あるアプローチが結びつく場所。

ラ・コミューン[La Commune]

まさに食べ物市場。料理界の才能あふれる若者たちが提案するのは、広さ400m² の空間で味わう、15名の若手シェフが手掛ける様々な料理。全250席レストラン部分に加え、テーマ別の屋台が15軒、それだけでなく舞台とカンファレンスルーム、広さ500m²のテラスも併設してあります。
その哲学とは?責任感あるアプローチで、地元の新鮮で質の高い食材を選び、創造性ある料理を!フランスの伝統と世界の国の味、ストリートフードを中心に、若者に味の喜びを伝えていきます。
https://lacommune.co 

HEAT

4つのコンテナに分けられた、和やかさと美味しさを提供する600m² のスペースに、大勢の若手シェフを招き、エキゾチック、極東、イタリアン、塩味、スイーツなど、週ごとに変わるさまざまなテーマと、コンサート、DJセット、スポーツなどのイベントプログラムを提案します。 
https://en.visiterlyon.com/taste-the-finest/restaurants-and-gastronomy/food-courts-and-halls/heat-food-court

Food Traboule © Nicolas Villion

Food Traboule

タバタ・メイ シェフとルドヴィック・メイ シェフが、リヨン旧市街で最も美しい建造物の一つ、ラ・トゥール・ローズをフードコートに作り変えました。この素晴らしい場所に、リヨンの新たな世代の最も有能な12名のシェフを迎えます。リヨンの新たな美食に欠かせない場所。
https://en.visiterlyon.com/taste-the-finest/restaurants-and-gastronomy/food-courts-and-halls/food-traboule

ガストロノミー関連のビッグイベント

  • Sirha  シラ国際外食産業見本市(138ヶ国から185,000名の関連職従事者+ボキューズ・ドール+パティスリー世界大会)の一般人バージョンが誕生しました。
  • 6月には Lyon Street Food Festival
  • 美食とワインにまつわる数々の見本市やイベント